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第2話 ピロティ

 

ガーデン山団地
(写真は記事とは関係ありません。公団ウォーカーさんからお借りしています。)

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ピロティという言葉を聞いたことがありますか?
ちなみに、私自身は団地を巣立ってから、回りの
人が、この言葉を使っているのを聞いたことがありません。

もともとはフランス語らしく、「杭」という意味らしいです。
一応建築用語で、2階以上の建物で、地上階には部屋
はなく、柱だけの空間を表します。

 

かの有名な建築家 ル・コルビュジェが「近代建築の五原則」
としてあげた中に、ピロティも堂々ノミネートされています。

団地業界(どんな業界?)で、ピロティはデイリーユーズです。

じゃ、どんな意味・・・・

団地内で、1階部分の部屋がなく、駐輪場になっているスペース、
あれを業界的にはピロティと呼んでいます。
ピロティのある棟は101号室、102号室はなく、201号室、202
号室から始まります。

用例としては
「朝 7時に ピロティ 集合ね」 (BY 部活の朝錬に行く中学生)
「学校帰りに ピロティで 語ったよね~」
(BY 中学時代を懐かしむ団地卒業生)

団地っ子の青春は、ある意味ピロティがステージ、といっても
過言ではありません。

小学生時代は、どろけい(場所によっては「どろけ」「けいどろ」)を
するとき、警察が捕まえた泥棒を囲っておくスペース、
ようは警察側の基地が、ピロティと設定されます。
ちょっと薄暗いピロティに並んでいる自転車の間から 
虎視眈々と、泥棒側は警察に捕らえられている仲間の
解放を狙います。
一瞬の間隙をぬって、泥棒にタッチ → 仲間解放!

こうして幼いながら、戦略を練り、目標達成の体験を積んでいき
ます。まさにピロティは「人生道場」!

中学生になると、部活後に2時間も3時間も 合唱祭の練習に協力的
でない男子をどうするかを真剣に話し合ったり、体育祭のクラス対抗
オリジナルダンスの振り付けを考えたりする場になるわけです。
重要案件が次々と出される世界サミット開催地、それがピロティです。

高校にあがるとピロティの重要度はますます増えていきます。
同じ中学だった友人と、高校は別々となりますが、同じ中学の
結びつきは依然強い。
「じゃピロティで、とりあえず話聞かせてよ!」となり、結局ピロティ
に集合。夏はプチ花火大会まで開催されることがあります。
将来のこと、好きな男子のこと、ファッション、音楽まで、正解の
ない問いが、放出される場、それがピロティです。

ピロティが、新橋のおじさんが寄る、気の置けない一杯飲み屋的
存在となります。

ピロティ・・・それは青春をプロデュースし続けた舞台・・・

勝手な想像ですが、
1970年代、団地建設構想の中で、「みんな自転車 乗るっしょ、
駅まで距離もあるし」 ということで、一人一台・自転車所有を
想定した結果、ピロティの設置、ということになったのではないでしょうか。

どうしても、広大な一団地の土地を確保しなくてはいけない団地
の場合、未開の地を開拓するケースが多かったと思います。
団地建設で、駅をつくっちゃう!というケースもよくあったでしょうが、
やはりある程度駅から距離がある団地が多いのでは?

チャリンコ族を満足させるためには、ピロティが必須だった、と
考えても不自然ではないでしょう。

時代に呼ばれて 華々しく登場したピロティ、
しかし、団地が過去の遺産となり、高齢化社会の箱物となった今、
団地住民の自転車ライダー人口の減少とともに、ピロティ
の重要度も減っている気がします。

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"ピロティ・・・それは青春をプロデュースし続けた舞台・・・"
なるほど、楽しくも悲しくもいろいろな思い出を量産してきた場所が、ピロティなんでしょうか。

私の団地にはピロティはありませんが、ときどき団地や民間マンションにも見かけます。
今のような物騒な時代になってくると、ちょっと微妙に感じる場所ではあります。

・・・

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タクロー
欠点の多い中古公団のリフォームでもあり、安く高品質(?)を目指すにはセルフリフォームしかないと、家族の不安をよそに、経験もないのに素人職人に挑戦しました。
頼りになるのはおじいちゃんが大工だったという血筋のみです(爆)
ですから、おシャレなことはできません。。
解体しないとわからないところもありますので、同じ年代の公団団地のリフォームの参考になれば幸いです。

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